国際家族法の理論

松岡 博(大阪大学教授 法博) 著
A5判・上製
314頁・本体6200円
ISBN4-87259-076-7 C3032[2001]

 基本権は,侵害されてはならないが,他方で重要な利益を守るために制約もされるという相反する性格をもっている.多様化・複雑化する現代の社会のなかで,個人の基本権を守るために日本国憲法の基本的人権保障をどのように考えるか.
 主としてドイツ憲法学の知見により基本権の構造を探り,ドイツ連邦憲法裁判所の具体的な判例を素材としながら,日本における固有の状況もとらえて,日本国憲法の基本権を実践的に問い直した力作.
主要目次
第1部 防禦権のドグマーティクの法的構造
1章 問題と課題
2章 防禦権のドグマーティクの基本構造
3章 基本権保護領域と基本権制約
4章 基本権制約の正当化
第2部 防禦権のドグマーティクの実践的有用性
1章 1983年国勢調査判決の法・政治・社会状況
2章 基本権の保護領域論
3章 基本権制約論
4章 憲法的正当化論
第3部 防禦権のドグマーティクの受容可能性
1章 基本権の保護領域の理論
2章 形式的正当化論としての法律の留保原則
3章 実質的正当化論としての判例理論