【阪大リーブル004】
ドイツ文化史への招待
  芸術と社会のあいだ

(第2617回「日本図書館協会選定図書」


三谷 研爾 


四六判・並製・296頁 
定価2,100円(税込) 本体2,000円
ISBN978-4-87259-237-5 C1322


 

   中欧世界に浮かびあがる、芸術文化の立体像
中欧を舞台に繰り広げられてきた、近代ドイツの芸術と社会のせめぎあい。その歴史を、表現活動と日常生活との密接なつながり、ドイツとユダヤの共存の夢、現代社会と斬り結ぶモダニズム芸術の挑戦という3つの位相から追っていく。
芸術文化の奥行きにふれる、読み応えあるガイドブック。

            ◇◆内容◇◆

〇「近代への飛翔」 博物学に魅せられた画家メーリアン
赤木登代

〇「啓蒙のメディア」 読書と市民社会             
吉田耕太郎

〇「声の始源」 口承文化を発見した人びと           
阪井葉子

〇「ピアノのある部屋」  市民的教養としての音楽       
玉川裕子

〇「祝祭の共同体」 ワーグナーの綜合芸術プロジェクト    
藤野一夫

〇「聖書の民」  中東欧ユダヤ人の源流          
樋上千寿

〇「対話から同化へ」  メンデルスゾーン家の人びと   
小石かつら

〇「境界の文学」  ハイネとドイツ                 
中川一成

〇「存在と帰属」  カフカ家三代の歴史から           
三谷研爾

〇「カウンターカルチャーの耀き」 世紀転換期の青年たち
三谷研爾

〇「挑発するメディアアート」  
ハンナ・ヘーヒ、「騒然たる時代」を調理する 
小松原由理

〇「越境する批判精神」  
フランクフルト社会研究所と亡命知識人
原千史

〇「オスタルジーの彼方へ」  ドイツ統一と東ドイツの現実 
國重裕