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歴史を考えるうえで、「国境を線とは考えないでおこう。それは、新たな面になるのだ。」この言葉が本書の趣旨を最も象徴的に表している。 例えば、中国史の枠組みについて、中国自身や日本において今日の中国史ではなく、もっともフレキシブルな広がりをもったものとして考えているのだという指摘。または、ベトナムにおいて山は境界ではなくて外への窓であって、ベトナム史も「多数のベトナム史」として考えるべきであるという提案や、世界を一つの「システム」として考えて国民国家を相対化する方法の新たな展開などが記される。 【関連書籍】
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