【阪大リーブル012】

能苑逍遥(上) 世阿弥を歩く


天野文雄 著


四六判・並製
310頁・本体2100円 税込価格2205円
ISBN978-4-87259-248-1 C1374 [2009]

『能苑逍遥』3部作刊行

(上巻)
『世阿弥を歩く』


「世阿弥発見」百年


世阿弥研究に新機軸を打ち出した著者が、その「事蹟」「理論」「作品」を巡る新見を集成し、世阿弥の輪郭を明確にする。

 

 
 
  主要目次

第1部

世阿弥の事蹟を歩く
1  少年世阿弥の「異能」
2  「良基消息詞」偽書説についての私見
3  「世阿弥」命名の時期再考
4  世阿弥という名前
5  世阿弥の和歌的教養と『猿楽談儀』の「すゝめ歌」
6  応永末年〜永享初年の醍醐清滝宮祭礼能の「観世丈夫」
7  五月十四日付世阿弥書状の「三村殿」について
8  世阿弥と禅
9  「向去却来」と世阿弥の禅的環境
10 世阿弥と月菴宗光」
11 世阿弥配流の理由を再考する
12 世阿弥は佐渡から帰還できたか


第2部

13 『風姿花伝』をめぐる二、三の覚書  
14 世阿弥の「家名」を再考する
15 ≪田村≫の「男体」や≪芭蕉≫≪葛城≫などの「女体」は世阿弥の芸論用語なるべし
16 「童男」という風体のこと
17 『九位』の「奥義之上」の読みと意味
18 『遊楽習道風見』の執筆時期と世阿弥の環境
19 『猿楽談儀』の「セツカ」は「責呵(責過)」なるべし
20 『猿楽談儀』の「山と」をめぐって
21 「好士」を「くし」と読むこと



第3部

22 ≪高砂≫の時代設定を再考する
23 ≪檜垣≫の前場の舞台はなぜ岩戸観音なのか
24 ≪頼政≫覚書
25 夢の憂世の中宿の
26 在原寺は「廃墟」にあらず
27 ≪砧≫の「三年の秋」とその背景
28 能と説話
29 世阿弥の≪千寿≫の輪郭
30 ≪泰山木≫の主題と趣向
31 世阿弥における「無常」の主題とその表現
32 ≪忠度≫を読み解く


■収載論考小誌
■世阿弥略年表

   
 





  【関連書籍】
  『現代能楽講義』(天野文雄)
  『能苑逍遥(中)能という演劇を歩く」(天野文雄)