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英語小説にみる「村」のなかのインド

在庫あり
松木 園久子 著
A5判 206ページ 並製
定価2800円+税
ISBN978-4-87259-275-7 C3097
奥付の初版発行年月:2008年12月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

「インドは都市にではなく,村落に生きている」と
いうインド独立の父ガンディーの言葉をてがかり
に,英語小説に描かれた村のなかに「インド」を探
求する.インドに関する地域研究とポストコロニア
ルをはじめとする英文学研究の視点を取り入れた,
わが国ではじめての包括的研究書.『不可触民』
『葉っぱふたつに芽ひとつ』『マハトマを待ちながら』
『パキスタン行の列車』『ふるいにかけられた甘露』
『小さきものたちの神』など多数取り上げる. 

目次

序 章 「村からみるインド」 
1.英語小説とインドの村
2.インドの言語状況
3.「ポストコロニアル:の視点
4.「村」の定義

第1章 村への目覚め: ガンディーによる「インド性」の発見と構築
1.異文化との出会いと母国へのまなざし
2.理想郷としての村
3.現実の村への旅立ち
4.「伝統」を紡ぎだす
5.村に派遣される青年たち
6.村におけるコミュナリズム

第2章 村との出会い:知識人としての作家の使命
1.英語小説を生んだ土壌
2.ムルク・ラージ・アーナンド‐社会派作家の誕生
3.『不可触民』と『葉っぱふたつに芽ひとつ』そして『村』‐社会の底辺を見つめて
4.ラージャー・ラーオー‐哲人作家の登場
5.『カンタプラ』‐伝統的社会の変容

第3章 村からの声:村人の主体性
1.R.K.ナーラーヤン‐職業作家の軌跡
2.『マハトマを持ちながら』‐村人の抵抗
3.『看板屋』‐村人との対決
4.『ナーガラージーの世界』‐村の新しい生活

第4章 引き裂かれる村:「村人」から「異教徒」へ
1.分離独立とコミュナリズム
2.クシュワント・シン‐執筆への衝動
3.アーンチャリク・ウパンニャースの試み
4.ラーヒー・マースーム・ラザー‐村が育てた作家

第5章 村の家族:支え合う生命
1.カマラー・マールカンダヤ‐物語の母として
2.アニター・デサイ‐子どもたちへのメッセージ

第6章 先祖たちの村:大地と物語に宿るルーツ
1.ニロド・C.チョウドゥリ‐親英派の知識人の生い立ち
2.V.S.ナイポール‐ルーツを求めて

第7章 桎梏の村:自由の代償
1.アルンダティ・ロイ‐行動する作家の出現
2.『小さきものたちの神』

終 章 英語小説に託された「インド」
 

著者略歴

松木 園久子(マツキゾノ ヒサコ)
【刊行時】
大阪大学ほか非常勤講師

(上記内容は本書刊行時のものです。)