A5・並製
278頁・本体2400円 税込価格2520円
ISBN978-4-87259-295-5 C3037 [2010]
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【内容】
教職を目指す学生に,教育の営みを心理学からのアプローチでなく,また問題を子ども個人に帰着さ
せるのでなく, 社会の大きな枠組みの中でとらえ返す思考法を教える.
学力低下,不登校,逸脱行為など現実の教育課題を題材に,学校の事実や知見を社会学的にとらえる.人権や社会的公正の視点を前に出す.
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【主要目次】
はじめに (志水宏吉)
1 章社会関係の網の目のなかで教育を捉える
―現代社会における教育社会学のパースペクティブ― (若槻健)
1.はじめに―「学力低下」にどう対応する?
2.教育社会学のパースペクティブ
3.現代社会における教育社会学の必要性
4.本書の構成
(コラム)若者のコミュニケーションスキルは低下しているか
第一部教師の仕事と教育社会学
2 章「めだかの学校」?「雀の学校」?
―教師=生徒関係から学級を考える― (新保真紀子)
1.学級とは何か
2.教師=生徒関係
3.子どもをエンパワーする生徒指導
(コラム)子どもの絵から見えてくる世界
3 章教師が子どもを「教える」ということ (葛上秀文)
1.When:いつ「教える」
2.Where & Who:どこで、だれが「教える」
3.What:何を「教える」
4.How:どのように「教える」
5.Why:なぜ「教える」
(コラム)「学習指導案」の意味
4 章テストの点数は、本当に君の実力か?
―学力と不平等― ( 川口俊明)
1.学力をどう捉えるか
2.学力と不平等の理論
3.日本の学力と不平等
4.私たちに何ができるのか
(コラム)PISA を読む
5 章学校に行くことの意味を問い直す
―「不登校」という現象― (山田哲也)
1.社会的現象としての「不登校」
2.不登校の定義と長期欠席児童の推移
3.長欠から登校拒否へ─欠席を問題視する構図の転換
4.登校拒否から不登校へ─当事者による欠席行為の問い直し
5.不登校児の「その後」をめぐる諸問題
(コラム)「不登校トラック」の出現?
6 章現代における子ども問題
―非行、いじめ― ( 川村光)
1.実体論的立場と関係論的立場からみた逸脱
2.非行
3.いじめ
4.今後、逸脱についてさらに学んでいくにあたって
(コラム)公式統計データのとらえ方108
7 章障害のある子どもは“特別”な存在か
―特別支援教育― (堀家由妃代)
1.はじめに
2.日本の“障害”児教育
3.“障害”とは何か
4.おわりに―問題の多くは、その人の努力の外にある
(コラム)「あたりまえ」を問い直す
8 章支え合い高め合う教師たちをめざして
― 教師集団と学校づくり― (芝山明義)
1.学校教育と教師の役割
2.教職と教師集団の特徴
3.教師集団と学校づくりの課題
(コラム)個業性と協働、同僚性
第二部現代社会と教育
9 章人権は「心」の問題か
―同和問題と人権教育― (高田一宏)
1.「出自」による差別
2.同和問題のとらえ方と同和教育の課題
3.同和教育の歴史
4.継承すべきもの、創造すべきもの
(コラム)識字・日本語教室と夜間中学
10 「女」として育つこと・「男」として育つこと-性差別と教育 (木村涼子)
1.性差別は存在するのか―レディースディと女性専用車両
2.教育におけるジェンダーの視点
3.複数の不平等の交差
4.ジェンダー平等な学校づくりのために
(コラム)公的カリキュラムにおける性差別としての家庭科
11 章貧しい家庭で生まれ育つ子どもの存在から見えてくるもの― 貧困と教育―(西田芳正)
1.日本の中の貧困、貧困の中の子ども
2.貧困をもたらすもの、貧困がもたらすもの
3.貧困の見え方、貧困の語られ方1
4.学校にはできないこと、学校にしかできないこと
(コラム)見えないものを見る
12 章「もう学校にこなくてもいい」―ニューカマーと教育― (ハヤシザキカズヒコ)
1.ニューカマーとは誰か?
2.言語と学力
3.文化葛藤とアイデンティティ
4.教育支援と学校制度
5.外国人学校と往来する人びと
(コラム)外国人支援の充実
13 章子どもを共に育てる―学校と地域の連携― (柏木智子)
1.はじめに
2.なぜ学校と地域の連携が必要なのか
3.学校と地域の関係の歴史的変遷
4.連携の意義と目的―教育とコミュニティ形成
5.連携を進めるための鍵
(コラム)ソーシャル・キャピタル
14 章つながりの教育へ―市民社会と教育―(鈴木勇)
1.はじめに
2.市民社会論の展開
3.市民社会への関心の高まり
―グローバリゼーションと新自由主義
4.イングランドの市民性教育
5.市民性教育と言わない市民性教育
―日本における市民性教育
(コラム)ネパールとの交流から
15 章日本の学校文化はどう変わるか
―国際比較からみた日本の教育― (志水宏吉)
1.はじめに―夏目漱石のつぶやき
2.日本の学校文化の特徴―イギリスとの比較から
3.ニューカマーの教育問題―2 つの調査から
4.学校文化の変革―新たな社会変化のなかで
(コラム)「グローバル化」と「国際化」は同じ?
あとがき(西田芳正)
参考文献
執筆者紹介
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