阪大リーブル44
グローバルヒストリーと帝国
品切れ・重版未定
秋田 茂,桃木 至朗 編
四六判 304ページ 並製
定価2100円+税
ISBN978-4-87259-426-3 C1320
奥付の初版発行年月:2013年03月
内容紹介
大阪大学の5研究科共同のリレー講義「歴史学方法論講義」のためのテキスト.
グローバルヒストリーは国境と地域を越えて地球的規模で展開する人類史の課題の考察であり,本書では広域支配を目指す「帝国」に焦点が絞られる.
しかも,西欧中心史観を相対化するため,アメリカや西欧の帝国にとどまらず,モンゴル帝国や日本帝国も重要な柱になっている.
好評を博した前著『歴史学のフロンティア』の続編.
目次
序章 グローバルヒストリーと帝国
第一章 モンゴル帝国と中国
第二章 モンゴル・シーパワーの構造と変遷
第三章 中世大越(ベトナム)の農村社会に関する比較史的検討
第四章 十八世紀のイギリス帝国と「旧き腐敗」
第五章 近代帝国の統治とイスラームの相互連関
第六章 十八〜十九世紀の北太平洋と日本の開国
第七章 日清戦争論の現在
第八章 綿業が紡ぐ世界史
弟九章 チャールズ・A・ビアードの反「帝国」論再考
著者略歴
秋田 茂(編)(アキタ シゲル)
大阪大学大学院文学研究科・世界史講座・教授
桃木 至朗(編)(モモキ)
大阪大学文学研究科・世界史講座・教授
(上記内容は本書刊行時のものです。)
