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阪大リーブル 052

むかしの家に学ぶ

登録文化財からの発信

畑田耕一 編著

紙 版

長年人々が暮らしてきた建物は、知恵の宝庫である。これらの建物をめぐって地域振興の拠点としての役割を考える。

出版年月2016年02月13日
ISBN978-4-87259-434-8 C1370
判型・頁数 四六判・158ページ
定価本体1,600円(税込1,760円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

最近の日本の住宅は快適のみを求め,その代償としてエネルギー消費が多くなり機能的ではあるがゆとりがない.自然と共生するという日本古来の伝統文化が消えつつある今,残されている伝統的建造物を登録文化財という形で残し,昔の生活の合理性や工夫を学んで地域の暮らしを見直す.古い住宅を保存しながら活用し,各地で行われる多様な活動が,地域の活性化にも貢献している例を紹介する.

はじめに
第1章 伝統的木造住宅と国民の文化向上
1.古い日本住宅に見られる生活の工夫
2.建物がもつ潜在的教育力すなわち住育の力
3.伝統的木造住宅がもつ住育の検証
4.知恵の宝庫と工夫する心-勿体ないの心と家
5.小学生の文化力を高めよう
6.自然と共生する住居
第2章 歴史的建造物とヘリテージマネージメント
1.文化財と文化遺産
2.文化財を管理するヘリテージマネージャー
3.美しい街並みを残そう
第3章 登録有形文化財の保存と活用
1.登録文化財制度と大阪府の登録有形文化財
2.民家に生きる木の建築文化の継承を
3.伝統的木造住宅における教育・文化活動
おわりに

畑田耕一(ハタダコウイチ)

畑田耕一
大阪大学名誉教授。
昭和9年大阪市生まれ。大阪大学理学部化学科卒、大日本セルロイド(株)(現ダイセル化学工業(株))勤務ののち大阪大学基礎工学部助手、助教授、教授、基礎工学部長、大阪大学副学長他を務める。平成10年大阪大学を退官後は、福井工業大学教授、放送大学客員教授、豊中ロータリークラブ会長等。専門は高分子科学。国際純正応用科学連合高分子命名委員会委員、
Polymer Bulletin, Progress in Polymer Science, Polymer Newsなど多くの国際誌の編集委員として国際奉仕活動にも尽力した。羽曳野の生家が国登録有形文化財に登録されたのを機に文化財の活用保存活動に力を入れ、平成17年より大阪府登録文化財所有者の会会長を10年間務めた。また、青少年奉仕活動として小・中・高等学校への出前授業を現在も行っている。著書は「科学技術と人間のかかわり」共編著、大阪大学出版会 (1998)、“NMR Spectroscopy of Polymers”, 共著、Springer (2004)など。 高分…