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阪大リーブル71

小説家、織田作之助

在庫あり
斎藤 理生 著
四六判 380ページ 並製
定価2300円+税
ISBN978-4-87259-639-7 C1395
奥付の初版発行年月:2020年/0月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

昭和初期に活躍し、オダサクと呼ばれ親しまれる織田作之助の、代表作から隠れた名作まで、さまざまな作品を取り上げ、丁寧に読み解く。作之助は無頼派として、流行作家として人気を博しながら、小説表現の可能性を追究しサンプリング、リミックス、オマージュを駆使した実験小説家でもあった。作家は「何を」「いかに」語ったのか。「『夫婦善哉』を書いた大阪の作家」という範疇にとどまらないオダサク作品の魅力を伝える。 

目次

序章  織田作之助とは誰か

I 代表作を読む―形式の工夫
第1章 「系譜小説」と語りの方法『夫婦善哉』― 『夫婦善哉』
第2章 敗戦大阪の風景と戦中戦後の連続性―『世相』
第3章 方法としての坂田三吉―「可能性の文学」

II 作之助の〈器用仕事〉―先行作品の換骨奪胎
第1章 『近代大阪』のサンプリング―「馬地獄」
第2章 笑い話のリミックス―『人情噺』『俄法師』『異郷』
第3章 オマージュとしての一人称―『天衣無縫』『勧善懲悪』
第4章 大阪・脱線・嘘―『アド・バルーン』

III 新聞小説での試み―エンタメ×実験
第1章 銃後の大阪―「大阪新聞」と『清楚』
第2章 戦時下の新聞小説への諷刺―「産業経済新聞」と『十五夜物語』
第3章 記事・広告との化学反応/新聞小説の小説―「京都日日新聞」と『それでも私は行く』
第4章 復員兵と闇市―「大阪日日新聞」と『夜光虫』
第5章 先鋭化する実験―「読売新聞」と『土曜夫人』

終章 作之助没後の世界で―1947年前後の〈小説の面白さ〉

凡例・参考文献 

著者略歴

斎藤 理生(著)(サイトウ マサオ)
1975年生。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学、2004年)。群馬大学教育学部講師、同准教授を経て、2014年4月より大阪大学大学院文学研究科准教授。専攻は日本近現代文学

【主著】
『新世紀 太宰治』(共編著、双文社出版、2009年)
『太宰治の小説の〈笑い〉』(双文社出版、2013年)
「織田作之助全集未収録資料紹介(一)~(三)」(「阪大近代文学研究」2017~2019年)
「新発掘・坂口安吾「復員」とその背景」(「新潮」2018年4月)

(上記内容は本書刊行時のものです。)

News


2020年3月2日
【フェア開催中】「文豪を知るあたらしい一冊」ジュンク堂書店上本町店

イベント
ジュンク堂書店上本町店様にて「文豪を知る あたらしい一冊」フェア開催していただいています! 文豪の作品を知る、その文体を知る、生きていた時代を知る、当時の社会を知る、さまざまな方向から文豪たちのあらたな貌に気づくことのできるフェアになっています。
HP

2020年1月28日
【中止】(トークイベント)大阪府立中央図書館 第4回府民講座『小説家、織田作之助』

イベント
【中止のお知らせ】
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、令和2年3月1日(日曜日)に開催を予定しておりました、第4回府民講座「小説家、織田作之助」は、中止とさせていただきます。
ご理解とご了承のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
       (令和2年2月20日)
 

日にち:2020年3月1日(日曜日)
時 間:14時から(開場・受付13時30分から)
会 場:大阪府立中央図書館2階大会議室
講 師:斎藤理生 准教授
定 員:70名
受講料:500円
HP

受賞・書評情報


2020年7月19日
『小説家、織田作之助』

書評
7/19付『日本海新聞』に、著者斎藤理生先生とともに本書が紹介されました。

2020年4月23日
「小説家、織田作之助」

書評
織田の「戯作者根性」の内実 新聞小説という舞台に「小説家、織田作之助」を差し戻す試み-「週刊読書人」2020年4月24日号に書評が掲載されました。(評者:千葉大学 大原祐治先生)

2020年4月23日
「小説家、織田作之助」

書評
織田作之助の創作方法に迫る 語り=騙りの文芸としての小説に、虚実のあわいに取りつかれた作家の姿を示すに相応しい「図書新聞」2020年5月2日号に書評が掲載されました(評者:弘前大学人文社会科学部 尾崎名津子先生)

2020年4月8日
『小説家、織田作之助』

書評
「オダサクを読み直すと」朝日新聞にて書評が掲載されました。(評者:山﨑聡様)

2020年3月29日
『小説家、織田作之助』

書評
「「夫婦善哉」だけではない」京都新聞、「出世作だけでない魅力」静岡新聞に書評が掲載されました。(評者:文芸評論家:河内厚郎先生)

2020年3月21日
『小説家、織田作之助』

書評
3月21日付『福島民報』の読書面に、書評が掲載されました。(評者:河内厚郎氏)

2020年2月27日
『小説家、織田作之助』

書評
『朝日新聞』2020年2月27日(大阪本社版夕刊)の「テーブルトーク」コーナーで、著者の斎藤理生先生とともに紹介されました。