大学における基礎研究と深くつながっている今日的なテーマについて、教科書的体系にこだわらず、著者の自由な発想とフィロソフィーで深くやさしく解説する.
読者対象は一般市民・社会人、大学1・2年生であることを強く意識して執筆。
大学での授業や生涯学習の場での教科書・副読本にも最適。
大阪大学創立70周年記念出版実行委員会
委員長:楠本正一(大学院理学研究科教授)
叢書責任者:竹中浩(大学院法学研究科教授)

●2001年2月から毎月刊行
●A5判/ソフトカバー/96ページ
●本体 1,000円  税込価格 1.050円


健康で快適な生活、ひいては人類の究極の幸福の実現に、科学と技術の進歩が必ず 役立つのだという信念のもとに、ひたすらにそれが求められてきた20世紀であった。 しかしその終盤近くになって、問題は必ずしもさほど単純ではないことも認識されて きた。生命科学の大きな進歩で浮かび上がってきた新たな倫理問題、環境問題、世界 的な貧富の差の拡大、さらには宗教間、人種間の軋轢の増大のような人類にとっての 大きな問題は、いずれも物質文明の急激な発達に伴う不均衡に大きく関係している。
 1931年に創立された大阪大学は、まさにこの科学文明の発達の真っ只中にあって、 それを支える重要な成果を挙げてきた。そして、いま新しい世紀に入る2001年、創立 70周年を迎えるにあたって企画したのが、この「新世紀セミナー」の刊行である。大阪大学で行われている話題性豊かな最先端の研究を、学生諸君や一般社会人、さらに 異なる分野の研究者などを対象として、できるだけわかりやすくと心がけて解説した ものである。
 これからの時代は、個々の分野の進歩を追求する専門性とともに、いっそう幅広い 視野をもつことが研究者に求められ、自然科学と社会科学、人文科学の連携が必須と なるだろう。細分化から総合化、複合化に向かう時代である。また、得られた科学的 成果を社会にわかりやすく伝える努力が重要になり、社会の側もそれに対する批判の 目をもつ一方で、理解と必要な支持を与えることが求められる。本セミナーの一冊一 冊が、このような時代の要請に応えて、新世紀を迎えた人類の未来に少しでも役立つ ことを願ってやまない。
大阪大学70周年記念出版実行委員会

ボランティアの知─実績としてのボランティア研究─
(2001年2月刊)
渥美公秀
インターネットがもたらすマルチメディア社会
(2001年2月刊)
宮原秀夫、村田正幸
身近になるロボット
(2001年3月刊)
白井良明、浅田稔
雇用問題を考える─格差拡大と日本的雇用制度─
((2001年3月刊)
大竹文雄
ターミナルケアとホスピス
(2001年4月刊)
柏木哲夫
命をつなぐ─臓器移植─
(2001年4月刊)
松田暉
遺伝子は命を救う─循環器疾患と遺伝子治療─
(2001年5月刊)
荻原俊男・森下竜一
レーザー核融合─21世紀エネルギーへの挑戦─
(2001年5月刊)
中井貞雄
関西・ことばの動態
(2001年6月刊)
真田信治
素粒子と原子核を見る
(2001年6月刊)
高杉英一
新しい超伝導を求めて
(2001年7月刊)
天谷喜一・三宅和正・北岡良雄
軍縮をどう進めるか
(2001年7月刊)
黒沢満
電子取引と法
(2001年8月刊)
平田健治
環境と化学物質─化学物質とうまく付き合うには─
(2001年8月刊)
西原力
変貌する現代の家族と法
(2001年9月刊)
松川正毅
新しい光の科学
((2001年9月刊)
岡田正・小林哲朗・伊藤正
邪馬台国から大和政権へ
(2001年10月刊)
福永伸哉
タンパク質の姿、形とその働き
(2001年10月刊)
月原冨武・酒井宏明
学校再生の可能性
(2001年11月刊)
池田寛
感染症研究のいま
(2001年11月刊)
本田武司・生田和良・堀井俊宏編
脳の神秘を探る
(2001年12月刊)
村上富士夫・藤田一郎・倉橋隆
コミュニケーションの日米比較
(2001年12月刊)
津田葵
熟練技能の継承と科学技術
(2002年1月刊)
村川英一 
情報化時代の歯科医療
(2002年.3月刊)
前田芳信
究極の物づくり
(2002年4月刊)
森勇藏
NPOの時代
(2002年12月刊)
山内直人
アジア太平洋経済圏の興隆
(2003.2月刊)
杉原 薫
金融工学
(2003.5月刊)
仁科一彦・小谷眞一
長井英生
生物学が変わる!
(2004年8月刊行)
倉光成紀・増井良治・中川紀子
いのちの不思議
(2005年3月刊行)

岸本忠三


 
本会のマーク
女神が右手にもつ太陽(真理)の光は、ペンと本を介して地球の人々にあまねく及ぶ。