全ての書籍 シリーズ・叢書/阪大リーブル/人文科学/歴史・地理 ドイツ文化史への招待
紙 版
ドイツが生んだ芸術文化の奥行きにふれる、読みごたえあるガイドブック
出版年月 | 2007年10月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-237-5 C1322 |
判型・頁数 | 四六判・292ページ |
定価 | 本体2,000円(税込2,200円) |
在庫 | 在庫あり |
中欧を舞台にくりひろげられてきた、近代ドイツの芸術と社会のせめぎあい.その歴史を「表現活動と日常生活との密接なつながり」「ドイツとユダヤの共存の夢」「現代社会と切りむすぶモダニズム芸術の挑戦」の3つの位相から追っていく.著名な作家、芸術家、学者の人間像が生き生きと描かれ、市民の日常生活が照らし出される.ドイツが生んだ芸術文化の奥行きにふれる、読みごたえあるガイドブック
ⅰ表現のかたち 個人と社会をつなぐもの
1「近代への飛翔」 博物学に魅せられた画家メーリアン
2「啓蒙のメディア」 読書と市民社会
3「声の始源」 口承文化を発見した人びと
4「ピアノのある部屋」 市民的教養としての音楽
5「祝祭の共同体」 ワーグナーの綜合芸術プロジェクト
Ⅱ共生の夢 ユダヤとドイツ
1「聖書の民」 中東欧ユダヤ人の源流
2「対話から同化へ」 メンデルスゾーン家の人びと
3「境界の文学」 ハイネとドイツ
4「存在と帰属」 カフカ家三代の歴史から
Ⅲモダニズムのゆくえ
1「カウンターカルチャーの耀き」 世紀転換期の青年たち
2 挑発するメディアアート」ハンナ・ヘーヒ、「騒然たる時代」を調理する
3「越境する批判精神」 フランクフルト社会研究所と亡命知識人
4「オスタルジーの彼方へ」 ドイツ統一と東ドイツの現実
三谷研爾(ミタニ ケンジ)
大阪大学文学研究科准教授
書評・紹介 2009年2月15日
『ドイツ文化史への招待』が紀伊國屋書店『書評空間』にて紹介されました。
※詳しくはこちら→『高山宏の読んで生き、書いて死ぬ』
http://booklog.kinokuniya.co.jp/takayama/archives/2008/02/post_52.html