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中国先史集落の考古地理学研究
王妙發 著
紙 版電子版
中国大陸における先史時代の定住集落の形成から初期都市の成立に至る現象について,考古地理学の角度から,膨大な資料や文献をもとに二十年にわたり丹念かつ精緻に分析,研究した成果を総括した労作.黄河流域や北方及び東北地域の先史集落について,分布,立地,人口,定住,規模,内部構造等について詳述するとともに,黄河及び長江流域の13 ヶ所の遺跡を地理学的意義を有する初期都市として認定するなど新知見を紹介.
出版年月 | 2012年04月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-398-3 C3022 |
判型・頁数 | B5判・426ページ |
定価 | 本体8,000円(税込8,800円) |
在庫 | 在庫僅少 |
中国大陸における先史時代の定住集落の形成から初期都市の成立に至る現象について,考古地理学の角度から,膨大な資料や文献をもとに二十年にわたり丹念かつ精緻に分析,研究した成果を総括した労作.黄河流域や北方及び東北地域の先史集落について,分布,立地,人口,定住,規模,内部構造等について詳述するとともに,黄河及び長江流域の13 ヶ所の遺跡を地理学的意義を有する初期都市として認定するなど新知見を紹介.
第1 章 研究史・研究理論及び研究方法
第2 章 黄河流域先史集落概論 ·
第3 章 黄河中流地域の先史集落
第4 章 青海高原の先史集落
第5 章 北方高原の先史集落
第6 章 東北地域先史集落―その1:黒竜江地域
第7 章 東北地域先史集落―その2:吉林地域
第8 章 黄河流域の初期都市
第9 章 長江流域の初期都市
第10 章 他の地域の「城壁」集落
第11 章 中国初期都市の検討
第12 章 終章:中国先史集落の総括
王妙發(オウ ミョウハツ)
上海生まれ。吉林大学考古学専攻、復旦大学大学院歴史地理学専攻、大阪大学文学研究科を経て、現在、和歌山大学教授。
専門は中国考古学、歴史地理学。文学博士(大阪大学)。
著訳書に『黄河流域聚落論稿― 従史前聚落到早期都市』(知識出版社1999 年)、『地圖的文化史』(海野一隆原著、香港中華書局2002 年)などがある。