紙 版
遺跡では直接見てその地に立ち過去から現代へ流れる時間・空間を体感し、自分の国や世界を認識すると著者はいう。
出版年月 | 2018年12月12日 |
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ISBN | 978-4-87259-447-8 C1320 |
判型・頁数 | 四六判・232ページ |
定価 | 本体1,700円(税込1,870円) |
在庫 | 在庫あり |
著者が考古学ーとりわけ古墳時代―に興味を抱き、研究してきた跡をたどりながら、市民は何に関心を求めているのかを追求する。なぜ古いむかしを研究するのか。クニが生まれる前から人は暮らし、富を得てクニが誕生すると貧富の差が出来、支配・被支配の人間関係が生まれて戦争へと向かっていく。その歴史を遺物や遺跡を直接見ることによって、現代人は自分たちの問題が見えてくるのではないかと著者はいう。
はじめに
狩人バチから埴輪へー昆虫少年が歩んだ道
Ⅰ部 考古学から現代を考える
1章「歴史は何の役に立つの?」
2章 日本考古学の国際化
3章現代に生きる考古学
4章 アイルランドの水
Ⅱ部クニのはじまり
5日章日本文化起源論と歴史学
6章弥生人とノロシ
7章 古墳が作られた時代
8章 継体朝という時代ー鉄をめぐる争い
おわりに - 古墳時代と成熟した国家の違い
都出比呂志(ツデ ヒロシ)
1942年大阪生まれ、68年京都大学博士課程中退 京都大学助手 滋賀大学助教授をへて大阪大学教授 1989年浜田青陵賞受賞、『王領の考古学』(岩波新書、2000年、『前方後円墳と社会』塙書房、2005年他多数
書評・紹介 2021年1月12日
『古墳時代に魅せられて』(著:都出比呂志)
雑誌『古代文化』72巻3号(12月号)に『古墳時代に魅せられて』の紹介が掲載されています。評者は三好玄氏(大阪府教育庁)です。
書評・紹介 2020年2月2日
『古墳時代に魅せられて』(都出 比呂志 著)が『しんぶん赤旗』の「本と人と」コーナーで紹介されました。
書評・紹介 2019年3月30日
『古墳時代に魅せられて』
「都出考古学」のエッセンス:「図書新聞(3394号)」に書評が掲載されました。(評者:新庄孝幸氏)