全ての書籍 社会 北欧ケアの思想的基盤を掘り起こす
紙 版
高い税金を払ってでも「ケア」を維持すべきとされる北欧諸国の思想について、国際的、学際的研究からその基盤を探る。
出版年月 | 2018年02月16日 |
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ISBN | 978-4-87259-595-6 C3010 |
判型・頁数 | A5判・298ページ |
定価 | 本体6,000円(税込6,600円) |
在庫 | 在庫あり |
福祉先進国と呼ばれる北欧諸国は、租税による全住民を対象とする普遍主義モデルの福祉制度をもち、新自由主義やグローバル資本主義の影響下でも柔軟な対応でこれを維持しようとしている。その背景には、医療・介護・リハビリ・介護・保育・教育を含む広い意味での「ケア」について、高い税金を払ってもそれを守るべきという独自の考え方がある。国際的研究ならびに学際的研究を通じて、こうした北欧ケアの思想的基盤を探る。
序章 北欧ケアの思想的基盤を求めて<br>
第1部 在宅ケアから<br>
第1章 在宅ケアの歴史と現在<br>
第2章 在宅介護主義のゆくえ<br>
第3章 家と施設をつなぐもの<br>
第4章 人間的な生の拠り所としての「ホーム」<br>
第2部 ケアの現場から<br>
第5章 高齢者ケアの現場から<br>
第6章 認知症ケアの現場から<br>
第7章 知的障害児・者地域ケアの現場から<br>
第8章 精神科地域ケアの現場から <br>
第3部 北欧ケアの思想的基盤へ<br>
第9章 生活世界ケアという思想 <br>
第10章 生と合理性をつなぐ思想<br>
第11章 ノーマライゼーションという思想<br>
第12章 フェミニズムという思想 <br>
終章 北欧ケアから何を学ぶのか
浜渦辰二(ハマウズタツジ)
浜渦辰二
大阪大学大学院文学研究科 教授
石黒暢(イシグロノブ)
石黒 暢
大阪大学大学院言語文化研究科 准教授
斉藤弥生(サイトウヤヨイ)
斉藤弥生
大阪大学大学院人間科学研究科
福井栄二郎(フクイエイジロウ)
福井栄二郎
島根大学法文学部 准教授
竹之内裕文(タケノウチヒロフミ)
竹之内裕文
静岡大学農学部 教授
備酒伸彦(ビシュノブヒコ)
備酒 伸彦
神戸学院大学総合リハビリテーション学部・教授
齊藤美恵(サイトウミエ)
齊藤 美恵
医療法人社団パリアン・看護師
是永かな子(コレナガカナコ)
是永 かな子
高知大学教育研究部人文社会科学系・准教授
山本大誠(ヤマモトダイセイ)
山本 大誠
神戸学院大学総合リハビリテーション学部・講師
カーリン・ダールベリ(カーリンダールベリ)
カーリン・ダールベリ
スウェーデン・リネウス大学元教授
川崎唯史(カワサキタダシ)
川崎 唯史
国立循環器病研究センター研究開発基盤センター医学倫理研究部・研究員
中河豊(ナカガワユタカ)
中河 豊
元名古屋芸術大学芸術学部・教授
高山佳子(タカヤマヨシコ)
高山 佳子
大阪大学大学院文学研究科・博士後期課程単位取得済退学