全ての書籍 哲学・思想・宗教/シリーズ臨床哲学 ソクラティク・ダイアローグ
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「対話の方法」としてのソクラティク・ダイアローグを紹介するとともに、「対話」と「哲学」に関する考察を展開する。
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出版年月 | 2017年12月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-604-5 C3010 |
判型・頁数 | 四六判・250ページ |
定価 | 本体1,900円(税込2,090円) |
在庫 | 在庫あり |
「対話の方法」としてのソクラティク・ダイアローグを紹介するとともに、「対話」と「哲学」に関する考察を展開する。一つのテーマをめぐって丁寧かつ濃密な「対話」を行うワークショップであるソクラティク・ダイアローグは、ヨーロッパで哲学教育や市民対話、企業研修などのツールとして用いられている。大阪大学臨床哲学研究室が初めて日本に紹介・導入し、哲学カフェや子どもの哲学の実践とともに展開してきた軌跡と論考。
1章 出会い
1.1 1999年夏、オックスフォード
1.2 哲学の知識がなくても哲学ができる
2章 対話の仕掛け
2.1 問いの設定
2.2 参加者のためのルール
2.3 例の基準と詳述
2.4 進行役
2.5 メタ・ダイアローグ
2.6 答えの探求
2.7 対話の時間と環境
3章 二つの事例
3.1 仕事をするとはどういうことか
3.2 普通とは何か
4章 歴史と今日の展開
4.1 レオナルト・ネルゾン
4.2 グスタフ・ヘックマン
4.3 今日の展開
4.4 数学SD
5章 SDをどう活用するか
5.1 遺伝対話 Gen-Dialog
5.2 対話コンポーネンツ
6章 対話と哲学
6.1 対話とは何か
6.2 臨床哲学と対話
付録 ルールと基本的な考え方
手続きとルール/砂時計モデル
文献案内
中岡成文(ナカオカナリフミ)
堀江剛(ホリエツヨシ)
1961 年生まれ。大阪大学大学院文学研究科(臨床哲学)教授。
研究分野は、スピノザ、社会システム理論、組織論など。
著書に『知の21 世紀的課題:倫理的な視点からの知の組み換え』(第3 章:幾何学的方法とその逆説、ナカニシヤ出版、2001 年)、
『21 世紀の教養5:知の根源を問う』(II-5:コミュニケーションの哲学、培風館、2008 年)。