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湯川秀樹博士と大阪大学

ノーベル賞はかくして生まれた

細谷 裕

紙 版

ノーベル賞受賞論文はどのように書き上げられたのか。「素粒子の相互作用について」で学位取得した阪大時代の湯川が明らかに!

出版年月2021年05月01日
ISBN978-4-87259-731-8 C0023
判型・頁数 A4変判・120ページ
定価本体2,400円(税込2,640円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

ノーベル賞受賞者はどのように論文を書き上げるのか。本書は26~32歳の若き湯川が、大阪帝大在籍中に圧倒的に凄まじい研究を進めた姿を明らかにしている。
量子力学の黎明期の使命感みなぎる研究の日々のなか、友と手紙で意見を交わし、仲間と議論し、市民に語り、レフェリーの評価に反論する。
そして午後には仲間と野球をし、5時には西宮への帰途につき、時には息子の春ちゃん(春洋氏)の靴を買って帰るのである。
湯川は手紙や下書き、計算など、多数の史料を保存しており、本書では多数の史料をフルカラーで掲載。大阪大学で新たに発見された「素粒子の相互作用について」学位申請書類には主査の菊池正士がまとめた要旨もみられる。

第1部 京大から阪大講師に(26歳、1933年)
第1章 いざ大阪へ
第2章 かくして研究は始まった
第3章 友は打ち明ける

第2部 中間子論から3年半、博士号取得(31歳、1938年)
第4章 ガリ版刷りのプログラム
第5章 語ろう、そして前へ
第6章 時はきたり、博士号取得

第3部いかに論文を練り上げるか(26-32歳、大阪帝国大学時代)
第7章 鋭気漂う計算ノート
第8章 論文を練り上げる
第9章 共同研究者の下書きは比類なきレビュー
第10章 解説は研究の源なり

第4部 日本の「博士に」ノーベル賞受賞(42歳、1949年)
第11章 ノーベル賞受賞
第12章 海を渡り湯川黒板が大阪大学へ
第13章 回想
第14章 湯川記念室、総合学術博物館

細谷 裕(ホソタニユタカ)

大阪大学名誉教授、大阪大学総合学術博物館湯川記念室特任研究員
理学博士、専門は素粒子物理学
1951年 京都府宇治市生まれ
1974年 東京大学理学部物理学科卒業
1979年 東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
1979年 シカゴ大学 Enrico Fermi Fellow
1981年 ペンシルベニア大学 Research Investigator
1984年 ミネソタ大学助教授
1988年 ミネソタ大学準教授
1990年 ミネソタ大学教授
2000年 大阪大学大学院理学研究科教授
2017年 定年退官
2004年から2017年まで大阪大学湯川記念室委員会委員長を務める。2007年に「細谷機構の発見」により第53回仁科記念賞受賞。著書に「ゲージヒッグス統合理論 素粒子標準理論のその先へ」(数理科学SGC ライブラリ 143)サイエンス社(2018年)がある。

NEWS・イベント・書評等

イベント 2021年10月12日

【オンライン】細谷裕先生の講演会が開催されます。

『湯川秀樹博士と大阪大学』著者・細谷裕先生が、大阪大学のオンラインイベントにて講演されます。ただいま申込受付中ですので、ご関心のある方はぜひ下記リンクからご参加ください。
大阪大学周年記念事業 特別南部コロキウム「大阪大学のノーベル賞」 
開催日時:10月23日(土) 
開催時間:13:00 – 15:40(オンライン開催)
※細谷裕先生(大阪大学名誉教授)ご講演
13:05-14:15
「湯川秀樹博士と大阪大学 ノーベル賞はかくして生まれた」
https://www-yukawa.phys.sci.osaka-u.ac.jp/news/1816


Newsイベント 2021年7月1日

【終了】『湯川秀樹博士と大阪大学』イベント開催/特別販売のお知らせ

大阪大学総合学術博物館のオンラインミュージアムレクチャーにて、『湯川秀樹博士と大阪大学』著者・細谷裕先生が講演されます。当会ではイベント開催を記念し、本書の特別価格での販売を実施いたします。ぜひ皆様ご参加ください。
*イベント日時 7月10日(土)13:30~15:00


書評・紹介 2021年6月2日

『湯川秀樹博士と大阪大学:ノーベル賞はかくして生まれた』(細谷裕・著)

5月28日付の『科学新聞』書籍紹介欄にて紹介されました。「日本人初の快挙を育んだ頃の足跡」

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