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全ての書籍 政治・法律教科書 日本国憲法を考える 第4版

日本国憲法を考える 第4版

松井茂記

紙 版電子版

どこから読んでも日本国憲法のエッセンスが理解できる。新しく「緊急事態」の章を追加し、今生きる私たちのための憲法を考える。

出版年月2022年08月01日
ISBN978-4-87259-764-6 C3032
判型・頁数 四六判・308ページ
定価本体1,900円(税込2,090円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

初めて憲法に触れる人のために――。身近な話題から日本国憲法を読み解く。

憲法や法律を学ぶことは、人々が暮らしていくために必要な実践知を求める作業であるという姿勢のもと、おもに大学に入って初めて日本国憲法を学ぶ学生のために、わかりやすく具体的な事例からまとめた一冊。想像力と自由な発想が刺激され、日本国憲法の多様な捉え方を知ることができる。

重要なエッセンスは網羅しつつ、どの章からも読める構成。各章末には「考えてみましょう」の項目を付し、さらなる議論を促す。第4版では、新たに大規模自然災害や新型コロナウイルス感染症に関する「緊急事態」の章を追加し、いま生きる私たちのための日本国憲法のあり方を考える。

Ⅰ章
01 憲法って何ですか―憲法の意味
02 日本国憲法は押し付けられた憲法だって本当ですか―日本国憲法の制定過程とその正当性
03 どうして憲法に従わなければならないのでしょうー憲法の最高法規性
Ⅱ章
04 人権って何ですか―基本的人権の意味
05 人権もみんなの利益のためには制約されて当然でしょうか―人権と公共の福祉
06 一緒にゴールするのが平等でしょうか―平等権
07 男も女も同じ人間のはずなのに―性差別
08 選挙なんてうっとうしいだけなんですが―選挙権
09 宗教って何だか怖くありませんか―信教の自由と政教分離
10 やっぱ他人の名誉を傷つけるのはまずいですよね―名誉毀損と表現の自由
11 ポルノだっていいじゃない? ―わいせつな表現と表現の自由
12 きちんと整列し、赤信号を守って―集団行進の自由
13 どうしてテレビ局は勝手に放送できないの―放送の自由
14 インターネットの世界では何でもありですか―インターネットと表現の自由
15 うっかりしゃべると―政府秘密の保護と表現の自由
16 クローン人間を作ることも許されるのでしょうか―学問の自由
17 お金をもうけて何が悪いの―職業選択の自由と営業の自由
18 どうしてホームレスの人がいるの―生存権
19 どうして勉強しなければならないの―教育を受ける権利
20 電車が止まるととっても困るんだけど―勤労者の権利
21 私はウシじゃない―プライバシーの権利
22 茶髪にして何が悪いの―自己決定権
Ⅲ章
23 国民が政治の主人だっていわれても―国民主権
24 国会議員って何をする人なの―国会と立法権
25 どうして内閣総理大臣を選べないの―内閣と行政権
26 最高裁判所なんてなくてもいい?―裁判所と司法権
27 ほとんど使われない大法廷―司法審査
28 借金だらけの地方公共団体―地方自治
29 男の子が生まれないと―天皇
30 どうやって国を守ればいいの? ―平和主義
31 金だけでなく人も出せといわれるけれど―国際貢献
Ⅳ章
32 やっぱ日本国憲法って改正すべきですか―憲法改正を考える
33 このままでは緊急事態に困りますよね―緊急事態と憲法

憲法をもっと詳しく知りたくなった方のために

日本国憲法

松井茂記(マツイ シゲノリ)

(2022年5月現在)
1955年 愛知県に生まれる
1980年 京都大学法学研究科修士課程修了
現在 ブリティッシュ・コロンビア大学ピーター・A・アラード・ロー・スクール教授、大阪大学名誉教授
専門分野 憲法学、マス・メディア法
研究テーマ 司法審査理論、表現の自由、デュー・プロセスに関する研究
所属学会 公法学会、日米法学会、関西アメリカ公法学会

主著
『アメリカ憲法入門(第8版)』有斐閣(2018年)
『マス・メディア法入門(第5版)』日本評論社(2013年)
『二重の基準論』有斐閣(1994年)
『情報公開法(第2版)』有斐閣(2003年)
『日本国憲法(第3版)』有斐閣(2007年)
『インターネットの憲法学 新版』岩波書店(2014年)
『表現の自由と名誉毀損』有斐閣(2013年)
『インターネット法』有斐閣(2015年)(鈴木秀美・山口いつ子氏と共編)
『表現の自由に…