全ての書籍 哲学・思想・宗教/シリーズ臨床哲学 こどものてつがく
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こどもの哲学は、ケア的な哲学対話である。表現を学び、語り合い、考える経験から、信頼を育み、困難や挫折を乗り越える力をつける。
出版年月 | 2018年04月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-580-2 C3010 |
判型・頁数 | 四六判・392ページ |
定価 | 本体2,500円(税込2,750円) |
在庫 | 在庫あり |
こどもの哲学は、思考や議論の訓練ではなく、ケア的な哲学対話である。自分で表現することを学び、他人と語り合い、ともに考えるという経験から、自己や他者についての信頼、言葉やコミュニティへの信頼を育み、困難や挫折を他人とともに乗り越える力をつける。筆者らが見出したこどもの哲学、哲学の姿を、国内外の対話の紹介や「こどもとは?」「哲学するとは?」「教育とは?」という問いへの考察から提示する。
第1部 〈こどもの哲学〉との出会いと展開
第1章 学校での臨床哲学
第2章 こどものケアと幸せのための対話
第2部 世界の〈こどもの哲学〉を旅して
第1章 こどもの哲学探訪記
第2章 自律と自治のための/としての〈こどもの哲学〉― メキシコにおける「こどものための哲学」国際会議に参加して
第3章 Dr. J とp4c ハワイの魔法
第3部 日本での〈こどもの哲学〉の実践
第1章 兵庫県西宮市の小学校での「こどもの哲学」の試み
第2章 美術館で対話する
第3章 少年院における対話ワークショップ―対話のなかで「倫理的主体になる」ということ
第4章 中高生と考える、3. 11 からの対話リレー
第4部 ケアと幸せのための対話
第1章 フィロ、ソファ、イエス!
第2章 こどもから「哲学するとはどういうことか」を学ぶ
付録 震災についての対話の発言録